球体3

球体3

発売:2008年8月29日
2,096円(税込)
発行=株式会社ヨシモトブックス
発売=株式会社ワニブックス
※「球体1」「球体2」は株式会社六耀社より発行・発売されております。
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内容紹介

(責任編集プロフィール)

立花文穂(たちばな・ふみお)

1968年広島生まれ。文字と紙、本を素材やテーマに作品を制作。グラフィックデザインの分野でも活躍。現在、ブルノ国際グラフィックデザインビエンナーレ(チェコ)で個展を行っている(〜10/19)。

(内容紹介)

アーティスト・立花文穂の責任編集により、「つくること」をテーマに、さまざまな表現を集めた雑誌『球体』の3号目。

今回の特集は、建築家・荒木信雄の「建築のはなし」。昭和初期に建てられた近代建築を象徴する小学校を、その姿と趣きを残しながら新社屋に改修した「吉本興業東京本部」を題材に、多様な視点で語られ綴られた文章や写真から、「あたらしくつくる」という意味を探る。

そのほか、島袋道浩の「蛙の空」、片貝葉月の「身体天体運行機—じぶんで天気をつくる装置」といった“空”をテーマにしたアートの特集や、エッセイ、小説、コントなど、読み応えのある連載記事で構成する。

(目次)

【特集1】「建築のはなし—荒木信雄のしごと」

(四谷第五小学校から吉本興業東京本部へ)

1「四つ五」の想い出/文=野村敏雄

2同じクラスにかっこいい男の子がいた。

 ちがうクラスに好きな女の子がいた。

 —花園の満開の下で。旧四谷第五小学校と新「よしもと」。/文=立花英々

3あたらしくつくるということ。

 <対談>吉野伊佐男(吉本興業 代表取締役社長)と荒木信雄

4不明—照明を語るのに相応しい題名じゃないけれど/文=西田新吾

5残りが、第二回「旧四谷第五小学校」/文と写真=荒木信雄

6紙の柱/文=立花文穂

【特集2】
島袋道浩「蛙の空」
国内外を旅しながら、パフォーマンスやインスタレーションを行うアーティストが、空に思いを馳せて制作した作品。

【特集3】
片貝葉月「身体天体運行機—じぶんで天気をつくる装置」
身体を媒体として生まれる事象をテーマにしたアーティストの作品を、吉本興業の若手芸人たちが身につけて実践。

【連載】

(エッセイ)
石田千「もじの緒3 キューピーさん」/文字と絵=市川絵里子
日常のささやかな事象を独特の語り口で描写する作家が、“文字”について綴る。

(エッセイ)
伊勢克也「Macaroniのための覚書3」
“かたち”をテーマに作品を制作するアーティストに世の中はどう写るのか?

(読み切り小説)
立花英々「『目的を失う感覚が君にわかるかい?』と、僕は言った」
コマーシャルをはじめ映像や舞台の演出、脚本を手掛ける作家が書き下ろした小説。

(建築探訪)
荒木信雄「残りが、第3回 トゥーゲントハット邸」
気鋭の建築家が、建築家亡き後の建築を訪ねる。今号は近代建築の巨匠ミースの代表作。

(誌上コント)
テニスコート「冥土の土産に教えてほしい3」
コントユニットによる誌上トーク。今号では3人でマスゲームに挑む。

(写真小説)
「間の山節考 第一夜、抜き身の巻」
主演=三浦誠己/作と演出=立花英久/写真=立花文穂
誌面に突如出没する平成版「油屋事件」。

(絵日記)
ワタナベケンイチ「ぼくのブルノ日記」
イラストレーターによる旅日記。

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