内容紹介
コロナは何をもたらすのか。
人には人の超ヒマ社会。
自分で自分の超ヒマ社会を想像して、創造してほしい。
こんなはずじゃなかった。
AI・ロボットに仕事を奪われる超ヒマ社会。
令和元年、「超ヒマ社会をつくる」という本で、その社会をどう作るかのアクションプランを描いた。
ところが、超ヒマ社会に突入する前に、天からブワッとコロナが降ってきた。
じっとしておれ、引きこもれ。
予期せぬ形で、超ヒマにさせられた。
なので前書を書き直すことにした。
テック&ポップの超ヒマ社会は、来る。
ただしコロナは、 ハイブリッドという別の一軸を加える。
そして引きこもるぼくたちに、超テックの衣装を素早く身にまとえと促す。
やってやろうじゃないか。
前書をベースにして、コロナを上書きしたのが本書である。
―中村伊知哉
バンドで曲を作り、役所で法案を作り、予算案を作り、MITに研究所を作り、スタンフォードでポップカルチャーのプロジェクトを作り、NPOや社団法人を作り、会社の役員として保育所、ゲームやお笑いイベントを作り、そして現在は、スポーツやデジタル教育、大学、特区を作っている中村伊知哉氏。
本書では、そんな中村伊知哉氏の考える、“超ヒマ社会”を作るためにはどうすべきかを考察します。
※本書は、2019年に発売された『超ヒマ社会をつくる』を大幅に加筆修正し、改訂したものです。
【著者プロフィール】
中村伊知哉 (なかむら いちや)
iU学長
1961年生まれ。京都大学経済学部卒。慶應義塾大学で博士号取得(政策・メディア)。
1984年、ロックバンド「少年ナイフ」のディレクターを経て郵政省入省。
1998年MITメディアラボ客員教授。
2002年スタンフォード日本センター研究所長。
2006年より慶應義塾大学教授、2020年より現職。
内閣府知的財産戦略本部、文化審議会著作権分科会小委などの委員を務める。
CiP協議会理事長、吉本興業ホールディングス社外取締役、理化学研究所 AIP センターコーディネーター、東京大学客員研究員などを兼務。
著書に、『超ヒマ社会をつくる』(ヨシモトブックス)、『コンテンツと国家戦略 ソフトパワーと日本再興』(KADOKAWA)など多数。
HP:http://www.ichiya.org/