内容紹介
漫才ブームの絶頂から奈落の底へ。
37歳からの再出発、パニック障害、元相方の死 ――。
“あきらめの悪い男"が語る、粘り勝ち人生。還暦からの希望と生き方。
「天国と地獄を見た男! 還暦からの更なる挑戦! 読んで参考にしぃ」
福本豊(野球解説者・世界の盗塁王)
50代で発症したパニック障害との闘い、ザ・ぼんち再結成の裏側までを赤裸々に語る。
1980年、たった一夜の「THE MANZAI」出演が人生を変えた。
10年の下積みを経て怒涛の勢いでスターダムにのし上がった「ザ・ぼんち」。
レコード「恋のぼんちシート」が大ヒットし、漫才師初の武道館コンサートも成功。
まさに、漫才ブームの頂点を極める。
しかし、ブームは数年で去りコンビは解散、ひとりになり仕事は激減……。
家族を抱え失意と孤独の中、テレビ番組で共演した亀山房代との新たなコンビ結成を決意。
漫才は素人の亀山とのコンビ結成は周囲の大反対にあい、出番もトリからトップに。
完全にゼロからの出発だった。
それでも、ただがむしゃらに稽古を重ねた二人が手にしたもの、そして別れとは━━。
「天国と地獄を見た男」だからこそ辿りついた境地。
還暦を迎えて、なお真っすぐに前を見つめ挑戦を続けるその姿勢は、新しい「定年後の生き方」を示唆する。