内容紹介
初のイケメンおなべタレントとしてデビューする「諭吉」。 心は男なのに身体は女性という、いわゆる性同一性障害と呼ばれる形で生を受けた「國見理芳(くにみりか)」は、 いかにして「タレント・諭吉」になり、これからどこへ行こうとしているのか。
6人兄弟の一人娘として過ごした少女時代の思い出から、家族へのカミングアウト、母親との相克、男性・女性との 恋愛経験、女子高で育った青春、おなべの夜の世界で出会った人々まで。
さまざまな葛藤と戸惑いを、持ち前の明るさと家族からの深い愛情によって生き抜いてきた半生をつづったフォト エッセイ。
撮影には第34回木村伊兵衛賞を受賞し、いまもっとも注目を集める写真家・浅田政志をむかえ、諭吉の他では見ら れない中性的な魅力が交錯する写真もふんだんに盛り込まれています。