内容紹介
「石の上にも三年?...そら、短すぎやわ。」
~バイトから会長まで上り詰めた理由とは!?~
すぐ辞めそうな部下に、読ませたい本No.1!
昭和40年、学生時代のバイトを機に吉本興業に入社。
しかし、「笑いの芸をビジネスに変えたい」という情熱は、不本意な配属で打ち砕かれ、「毎日が嫌で嫌でしょうがなかった」。
それでも与えられた仕事に真摯に取り組み、上司や芸人からの信頼を得ることで、CM営業など新たな柱を確立。
会長にまで上り詰めた山あり谷ありの半生記。仕事に悩むビジネスマンは必読!
その一 本意ではない仕事を与えられた時
「たとえ不本意な仕事であっても、長い人生の中で4年なり5年なりいっぺんやってみる価値はある。」
その二 上司や同僚からの信頼を勝ち取るためには
人間関係でいちばん大事なのは「情の交わし合い」。思い切って懐に飛び込む、接近戦のコミュニケーション。
その三 今の仕事が向いているか悩んだら
「適性なんか、自分で判断するものやなしに、周りが判断してくれる。真面目にやってさえいればね。」
その四 人との距離の取り方
「日本一の御用聞き」として要望を真摯に聞き、懐に飛び込みながらも共倒れはしない絶妙な「間合い」を知る。
その五 仕事に裏技なんてない
「トラブル処理にうまい解決法なんて何もない。ただただ真摯な態度でひたすらお願いするだけ。」
「芸人やタレントのマネージメントというのは、一筋縄では行きません。ほんまに難しい。でも、だからこそ面白い。こんなに面白くて奥深い世界はないですよ。よう神様はこんな仕事を僕に与えてくれたもんや。」(本文より)
特別対談 桂文枝
「芸人と社員 それぞれから見た吉本興業」
【吉野伊佐男・略歴】
吉本興業株式会社代表取締役会長。
1942年大阪府東大阪市生まれ。関西大学を卒業後、65年に吉本興業入社。
入社時の配属先は総務部。その後、制作部に異動し、86年より営業部CM企画課長として、数々のヒットCMをプロデュースし、吉本興業の売上における新たな柱を確立する。
87年広報室長、94年セールスプロモーションチーフプロデューサー、2001年取締役、05年代表取締役社長を歴任し、09年4月より現職。