内容紹介
英語はしゃべれない、容姿もすぐれていない。日本に生まれ、日本で育った、ハーフ芸人の自伝的エッセイ!
挫折の連続の中、見出した希望は“お笑い"だった!?
『人志松本のすべらない話』や『アメトーーク! 』などの番組出演で話題となった、ハーフ芸人のアントニー(マテンロウ)の自伝的エッセイ。
「華やかな部分がまるでない、ニュータイプのハーフ」であるアントニーが幼い頃からずっと抱えてきたコンプレックス、
それはまわりの人と肌の色が違うということ。
彼はどうやってそんな自分を肯定していったのか? 涙あり、笑いありの物語。
【目次】
第一章 合縁奇縁
実の父と死に別れたアントニーの前に、新しく登場した寿司職人の“父ちゃん"。知らないおじさんが父ちゃんになるまでのいきさつとは?
第二章 自由奔放
ケタ違いにデカかった小学生時代。明るく人気者で、野球で才能を開花させ、レフト殺しの異名までついたほど。
しかし、自分の見ためを肯定できずにいた。
第三章 曖昧模糊
こんな見ためなのに英語がしゃべれず、学年で唯一、英検五級に落ちたり、大好きだった野球との決別……。なんとなくうまくいかない中学生時代。
第四章 暗中模索
工業高校に入ると、そこはヤンキーたちの巣窟だった!?
アルバイトに精をだし、ヒップホップで生きて行こうと決めるもうまくいかず……挫折の連続だった高校時代のあのころ。
第五章 人生行路
相方と出会い、お笑いに目覚め、芸人になったアントニーは、これまでコンプレックスだった見ためが武器になることを知る。